今年の４月１日より相続登記が義務化となることもあり、最近相続登記に関するお問合せが増えております。今回は、お客様よりご相談頂く事が多い点について、このコラムにて少しご紹介させて頂きます。

まず１つ目は、「相続人が複数いて、遠隔地にいる相続人もいるのですが、相続登記を依頼できますか。」というご相談です。相続人の方が遠隔地にいらっしゃる場合でも、お電話や書類の郵送をもって、相続登記の手続きをさせて頂いております。また、相続人の方が海外に居住されている場合でも、手続きが可能です。海外に居住されている方は、在外公館で証明してもらう署名証明など、通常の相続登記とは必要書類が異なる場合がありますので、ご相談頂ければと思います。

２つ目は、「相続する不動産が遠方（大分県外）にあるのですが、相続登記を依頼できますか。」というご相談です。相続する不動産が遠方にあったとしても、管轄する法務局にオンラインにて登記申請を行いますので、県内にある不動産の相続登記とほぼ変わりなく手続きをすることが可能です。

３つ目は、「平日は仕事があるため、相続登記に必要な戸籍謄本等の取得が難しいのですが、取得をお願いできますか。」というご相談です。費用はかかってしまいますが、当事務所において戸籍謄本等をすることが可能です。平日お忙しい方や、戸籍のある市役所が遠方であるため取得が難しい方々に、ご依頼を頂くことが多いです。

いよいよ相続登記が義務化となります。相続登記の手続きは、売買による名義変更の手続きよりも時間がかかりますので、お早めにご相談を頂ければと思います。